<キャリア概要>
国際開発学部在学中に南アフリカにてインターンを兼ねた調査を実施。卒業後、大学院にて人間開発教育学を学び、塾講師、平和構築系NGO職員を経て、現職の開発コンサルタント会社に就職。
① 平和構築に興味を持ったきっかけは何ですか?
中学生の時、テレビで飢餓に苦しむアフリカの子どもたちのドキュメンタリーを見たことが、「世界」に目を向けるきっかけでした。国際開発に興味を持ったことから、アフリカに専門地域を絞り、その中で紛争に苦しむ子どもたちについて学ぶ機会があり、平和構築にも興味を持ちました。
② どのように平和構築に関わっていますか?
南アフリカのアパルトヘイトに関する歴史教育の在り方の調査、スリランカの若者の「平和」に対する考えに関する調査、ケニアのスラムでの女性と子どもを中心とした紛争予防、ケニアのスラムの子どもの心のケア、トルコのシリア難民のための社会サービス支援などに携わってきました。
③ 平和構築の醍醐味は何ですか?
自分だけでは成し遂げられないことなので、現地の人や活動にかかわる人たちと一体となって、活動できることです。そして、小さな一歩でも何かが進んだ時の人々(特に、子どもたち)の笑顔を見れると幸せになります。
④ 平和構築の難しさは何ですか?
とてもつらい状況に置かれたときに、人が他の人を信じられなくなることがあります。活動する地域の文化や習慣を理解できていないと、知らない間に不信感をあおったり、怒りを買ったりしてしまうこともあります。信頼関係を築くことは時間がかかります。
⑤ 今の仕事をする上で、身につけておいて良かったと思うスキルや経験は何ですか?
若いうちから海外に行って、異文化を体験していたことです。中学のころから漠然と国際開発の仕事に携わりたいと考えていたので、英語力をつけるため、高校時代に米国に1年間留学しました。結果、米国の大学・大学院に進学し、在学中は南アフリカ、スリランカ、ルワンダに行き、平和構築への知見を深めました。
⑥ 実はこんな趣味ですというのはありますか?
ツムツムとチョコレートとカラオケが大好きです(趣味?)。10年くらいほぼ日手帳を使っていて、かわいいチョコのパッケージや心に残ったメッセージなどを記録しています。最近は、日本百名城、続日本百名城というスタンプラリーブックを購入したので、いろんなお城に行ってみたいと思っています。
⑦ 最後に、今後の夢・目的は何ですか?
子どもたちがいつも「平和」を感じられるような社会になるとよいなと思っています。そのためにも、私個人としては紛争や暴力の被害にあっている子どもたちの苦しみを和らげられるような活動を実施していきたいです。
▼ケニアのスラムの子どもたち。彼らの笑顔があるからこそ、がんばろうと思えます。
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