山田ジュンさん(解のない課題に挑み続ける面白さ)

<キャリア概要>
経済法学科卒業後、商社に勤務。
退職後、小学生の頃に興味を持ったJICA海外協力隊に応募し、バングラデシュに赴任した。その後は、日系アパレル会社のバングラデシュ駐在勤務を経て、現在、開発コンサルティング会社へ。



① 平和構築に興味を持ったきっかけは何ですか?

忘れもしない、2016年7月1日のバングラデシュでのテロ事件。当時私は現地に住んでおり、「平和」について考える大きなきっかけとなりました。



② どのように平和構築に関わっていますか?

ミャンマーからバングラデシュに逃れてきた避難民を受け入れるホストコミュニティ支援を通して、間接的にではありますが、平和構築に繋がる活動に携わっています。



③ 平和構築の醍醐味は何ですか?

今を生きることに精一杯でありながらも、「私たちの理想の未来」を少しでも現実に近付けようと前を向く人々と接することができること。そして、理想と現実の狭間で、解のない課題に挑み続けることではないかと思っています。



④ 平和構築の難しさは何ですか?

私が携わっている「難民」と「ホストコミュニティ」をキーワードにあげるとすると、難民が元々住んでいた国や地域と、難民を受け入れる国という、いわば政治的影響が大きい中で、両者がより幸せに暮らしていけるか、その手段や方法を見つけ出すことです。



⑤ 今の仕事をする上で、身につけておいて良かったと思うスキルや経験は何ですか?

バングラデシュでの仕事ということに限定するのであれば、現地の言葉であるベンガル語を勉強したことと、バングラデシュに数年間住み、現地の文化や風習を体感したことでしょうか。現地に住む人々の言葉で、人々の価値観や文化を瞬時に想像できるというのは、距離を近づけるという点においても役にたっています。



⑥ 実はこんな趣味ですというのはありますか?

仕事や旅行で訪れた国の子どもたちの写真を撮ること。旅先で出会った子どもたちの自然な笑顔を引き出せるようにするのが難しいです。それからK-POPが好きで出張中は、Youtubeで最新のK-POP音楽を探すのにはまっています。音楽を聴いているだけですが、韓国語が少しずつ聞き取れるようになってきました(笑)



⑦ 最後に、今後の夢・目的は何ですか?

今後はバングラデシュ以外の国での難民問題や、日本国内にもいる難民にも視点を拡げていきたいと思っています。そして一生のテーマではありますが、平和な世界のために、解のない課題や困難に挑み続けられる自分でありたいと思っています。


▼バングラデシュの農村部の子どもたちと。子どもたちの笑顔にいつも救われます!

#Project ぴ~す

平和構築を志す人と人をつなげ、AttractiveでInnovativeな平和構築アクションを創案・推進する研究会

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