<キャリア概要>
経済学部卒業後、外資系航空会社に勤務。その後教育支援系NGO、UNESCOに勤務し、現在開発コンサルタント(ICネット)
① 平和構築に興味を持ったきっかけは何ですか?
それまでは特に関心があるわけではなかったが、所属団体の上司から「アフガニスタンのカブール事務所を立ち上げてこい」と突然言われ、現地に赴任したことがきっかけです(笑)。
② どのように平和構築に関わっていますか?
アフガニスタンの教育復興、フィリピンミンダナオ紛争地域の貧困家庭の生計向上、バングラディシュにおけるロヒンギャ難民ホストコミュニティ支援などに関わってきました。
③ 平和構築の醍醐味は何ですか?
平和構築の醍醐味としては、2002~5年の3年間NGO職員としてアフガニスタンに赴任した際、紛争の影響で物資などは何もなかったのですが、現地の人たちは前向きに生きていた。そのような状況の中で、国造りに関われることです。
④ 平和構築の難しさは何ですか?
復興支援を実施する際、格差が生まれてしまうと、紛争が再発することです。私がいた2005年以降のアフガニスタンがそうでした。支援は、早急(クイック)かつ包摂的(インクルーシブ)でないといけないと思います。
⑤ 今の仕事をする上で、身につけておいて良かったと思うスキルや経験は何ですか?
コミュニケーション能力だと思います。平和構築の現場でも、根本にあるのは人対人のかかわりだと思うので、現地の人と敬意をもって接することが大事かと思います。
⑥ 実はこんな趣味ですというのはありますか?
ミンダナオの山奥でカカオを育てています。もうすぐ初収穫ですので、「ぴ~すチョコレート」をつくりたいですね。
⑦ 最後に、今後の夢・目的は何ですか?
海外の平和構築で得た経験・知見(社会的結束や問題解決に資するコミュニケーションなど)を国内の社会問題(高齢化、外国人移住者、いじめ、テロ等)に活用していきたいと思っています。
▼カカオ農園は、元?戦闘員の方々にも守られています。
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