戦争記録の正確さⅢ~アメリカの資料との整合性~2023.11.12 12:17「戦争記録の正確さⅠ~戦災変電所について~」と「戦争記録の正確さⅡ~変電所犠牲者の記録~」の続きとし、今回も東大和市立郷土博物館(旧日立航空機株式会社変電所)の楢崎茂彌さんの説明を基に記載します。https://project-peace.amebaownd.com/posts/...
戦争記録の正確さⅡ~変電所犠牲者の記録~2023.11.12 11:58前回の記事「戦争記録の正確さⅠ~東大和市戦災変電所について~」の続きとし、今回も東大和市立郷土博物館(旧日立航空機株式会社変電所)の楢崎茂彌さん(以下写真)のご説明を基にご紹介します。https://project-peace.amebaownd.com/posts/493895...
戦争記録の正確さⅠ~戦災変電所について~2023.11.12 11:42人道支援や平和構築の業務についている私たちですが、日本の事例をあまり知らないことがあると思います。私自身、日本の詳しい戦争記録などは不勉強です。今回は日本における戦争被害記録に関して、私が住んでいる東京都東大和市にある旧日立航空機株式会社変電所(以下「変電所」)について東大和市立...
ロヒンギャ難民を基礎から専門的な事柄まで学べる【書籍】ぼくはロヒンギャ難民。: 差別され、迫害され、故郷を追われた人びと2023.01.14 09:18難民キャンプを紹介する本やレポートはたくさんありますが、本書「ぼくはロヒンギャ難民。」は、ロヒンギャ難民に関する基礎的なことから、難民キャンプのとてもリアルな現状、ジェノサイド条約、そして現状を改善するための提案まで含められ、包括的なのに非常に理解しやすい内容です。本書は本文と注...
スケープゴートⅢ(汚れ者)~軽減・回避のために【書籍】紛争と和解を考える2021.06.09 02:37前回のコラムではスケープゴートの発生メカニズムとその情報伝達について触れました。【発生メカニズム】【情報伝達】今回も書籍「紛争と和解を考える 第1章拡散する敵意」より、スケープゴーティング現象を軽減・回避する4つの方法についてご紹介したいと思います。<その①:メカニズムを理解>軽...
スケープゴートⅡ(汚れ者)~情報伝達【書籍】紛争と和解を考える2021.06.04 01:02前回のコラムではスケープゴートの発生メカニズムについて触れました。今回も書籍「紛争と和解を考える 第1章拡散する敵意」より、スケープゴートを悪化させる、情報伝達についてご紹介したいと思います。なお、本書におけるスケープゴートの具体例としては中世におけるキリストを殺したとされるユダ...
スケープゴート(汚れ者)Ⅰ~発生のメカニズム【書籍】紛争と和解を考える2021.05.31 04:36突然ですが、“スケープゴート”という言葉を聞いたことがあるでしょうか。今回は書籍「紛争と和解を考える 第1章拡散する敵意」より、スケープゴートの発生メカニズムについてお伝えし、次回以降、スケープゴートを悪化させるもの、予防・軽減させる方法についてもご紹介したいと思います。“スケー...
ブルンジ国ギテガ県の平和構築案件から2020.10.06 21:21東アフリカの内陸に位置するブルンジは四国の1.5倍の国土(27,830km2)に約1,150万人(WB [2019])がひしめき、日本よりも少し高い人口密度(約413人/km2)を有する国です。この狭い国土と多くの人々で協調を図る必要性からか、個人的に日本人との親和性を感じた国で...
アインシュタインとフロイトの『戦争と平和論』~【書籍】ひとはなぜ戦争をするのか2020.08.03 02:50「人間を戦争という くびき から解き放つことはできるのか?」物理学の天才アインシュタインが、精神分析の開拓者フロイトに問いたテーマです。1932年に国際連盟がアインシュタインに対し、「今の文明においてもっとも大事だと思われる事柄について書簡を交わして欲しい」と依頼し、彼はフロイト...
肉弾戦による二国間衝突(2020年6月に発生した印中衝突について)2020.07.05 01:46COVID-19に関して米中対立が注目されています。あまり報道はされていませんが、中国はインドとの間で軍事衝突が発生しています。それも肉弾戦で。現代の戦争・紛争には大小様々な銃火器が使われ、一説によると、最も多くの人を殺した兵器はAK-47(カラシニコフ)だと言われるほど、銃火器...
世界人2020.06.17 05:22亡くなった祖父に「そうか、お前は世界人になったんだな」と言われたことがある。パレスチナ・イスラエルで長期ボランティア、シリアで青年海外協力隊、フィリピンとコスタリカでの大学院留学などを経て、やっと月給がもらえる仕事についた29歳の頃だった。祖父がどういうつもりで「世界人」と言った...
COVID-19とアフガニスタン-身近に迫る新たな危機-2020.06.11 11:09アフガニスタンでは今年2月下旬にイランとの国境を接する西部のヘラート州で初めてCOVID-19の感染者(イランから戻ってきたアフガン人)が見つかった後、徐々に国内に広がっていき、6月7日時点では全国34州で2万人以上の感染が公式に確認され、非常に深刻な状況です(死者は357人)。...